✨ニキビ治療✨
多くの患者さんにご来院頂き誠にありがとうございます。
完全予約制ではないため多少お待ちいただくことがありますがご了承ください。
ニキビは、尋常性ざ瘡と呼ばれ炎症性皮膚疾患になります。
原因は、皮脂の過剰分泌による皮脂が毛穴に詰まり、そこにアクネ菌が増殖して起こります。
今回はニキビ治療についてご紹介します。
①抗菌薬:大きく分けて塗り薬と飲む薬に分けられます。
(a) 塗り薬 (外用剤):3種類あります。
ダラシンとアクアチムは1日2回洗顔後、ゼビアックスは1日1回
(b) 飲む薬 (内服薬)
ルリッド、ビブラマイシン、ミノマイシンなど
→ニキビが多かったり、赤みが強くて炎症が強い場合に併用して使うことがあります。
②過酸化ベンゾイル (べピオゲル・べピオローション)
アクネ菌などへの抗菌作用と古い角質を取り除くピーリング作用があり、2週間から3ヶ月が目安。
1ヶ月に1本 (15g)を目安に1FTU()が、副作用が心配であれば少しずつ使ってください。
副作用:ヒリヒリ感・赤み・乾燥など
*冷蔵保存を推奨しています。
③アダパレン (ディフェリンゲル)
毛穴の角質を作らないように働きかけ、皮脂の毛穴の詰まりを抑えます。
副作用:ヒリヒリ感・赤み・乾燥など (初期に起こりやすいが使い続けると落ち着く)
*妊娠や授乳期は使用を避けてもらう。
④デュアック:ダラシン+べピオ →急性期にはこれが最強 肌荒れがデメリット
⑤エピデュオ:べピオ+ディフェリン →予防するにはこれが最強 同様に肌荒れがデメリット
⑥イソトレチノイン (ロアキュタン)
飲み薬や塗り薬でも改善が乏しければ、ニキビ治療の最終切り札とされる。
あるデータでは、97%のニキビ患者さんが改善したという。
欧米などでは保険適応であるが、日本では保険適応外である。
デメリット:催奇形性・肝機能障害・関節痛・頭痛
⑦スピロノラクトン
女性の難治性ニキビに効果的なことが多い。
男性ホルモンの働きを抑える作用と過剰な皮脂分泌を抑制する作用
デメリット:高K血症 腎機能障害
以上ニキビ治療についてご紹介させて頂きました。
ニキビでお困りの方がいましたら是非ご相談ください。
その他一般診療・心療内科・精神科外来・予防接種・健康診断・発熱外来・在宅診療・訪問診療 (三島・裾野・長泉町・御殿場地域)なども行なっています。